
ゲイを告白したアメフト選手のマイケル・サム が、ちょっと前の「世界まる見え」(2017年6月19日放送)で特集されていたので、ご紹介します!
自分がゲイであると告白し全米中から注目された彼は、いったいどんな人物なのでしょうか?
マイケル・サム選手のプロフィール
- 名前: マイケル・サム / Michael Sam
- 誕生: 1990年1月7日
- 年齢: 27歳 (2017年6月時点)
- 身長: 188センチ
- 体重: 116キロ
アメリカでは人気の3大スポーツというものがあります。
・アメリカンフットボール
・バスケットボール
・野球
この3つです。
ですからアメリカでは、アメリカンフットボール選手、そして選手の卵である大学生プレーヤーも、非常に注目されています。
マイケル・サム選手は、アメフトの超強豪校・ミズーリ大学の出身です。
マイケルは大学時代からアメフトの選手として活躍していました。
そのため、ドラフト会議でも上位指名される事が予想されていました。
ドラフト会議は通常5月に行われます。
マイケルは子供の頃からアメフトのプロ選手になるのが夢でした。
どうしてもプロになりたかったのです。
現在のアメリカ社会は、同性愛者に対して徐々に寛容的になっていると言われています。
しかし、依然としてプロスポーツの世界ではゲイはデリケートな存在となっています。
そしてその事は、もちろんマイケルも知っていました。
ですから、どうしてもプロ選手になりたいのであれば、ゲイである事を隠している方が良いのは明らかです。
しかしマイケルは、ドラフトが行われる5月よりも前の2月に、自分がゲイであることをカミングアウトしました。
マイケルが同性愛カミングアウトした理由は!?
アメリカは差別行為には厳しい国です。
ですから、ドラフトで指名された後にゲイをカミングアウトしたとしても、チームが選手を解雇する事は困難です。
もし裁判になれば、チームは多額の賠償責任を負う可能性が高いのです。
つまりマイケルは、ドラフト後にカミングアウトしても良かったのです。
その方が、プロ選手になれる可能性が間違いなく高いのです。
では、なぜそうしなかったのでしょうか?
マイケルがドラフト前に自分からゲイである事をカミングアウトしたのは、
「自分がゲイである事を受け入れてくれるチームでプレーしたい」
という思いがあったからです。
ゲイである事を隠してプロになれたとしても、嬉しいのはその時だけです。
しかしその後は、ずっとゲイである事を隠し続ける苦しい日々が続くのです。
マイケルはそれが嫌だったのです。自分に正直に生きたいと思ったのです。
だからドラフト前に、正々堂々とゲイである事をカミングアウトしたのです。
天国と地獄
運命のドラフトは2014年5月に行われました。
その結果・・・
マイケルは「セントルイス・ラムズ」にドラフトで指名されたのです。
マイケルは大学時代、最優秀タイトルを獲得したほどのトップ選手です。
普通であれば、ドラフト16位以内に指名されていたはずでした。
しかし、ゲイであるとカミングアウトした事の影響でしょう、
7順目 249位
という普通なら考えられないほど低い順位での指名になってしまいました。
しかし、マイケルは自分の指名順位が低かったことに対する不満は一切言いませんでした。
自分を指名してくれたチームへの感謝と喜びの気持ちを素直に述べたのです。
このマイケル・サム選手の発言にアメリカ中が感動の嵐に包まれました。
しかし… 😥
夢にまで見たドラフト指名からわずか2ヶ月後、
マイケルは身体的な故障を理由に クビを宣告 されてしまいました。
結局、チームとは正式な契約には至らずプロ選手にはなれなかったのです。
天国と地獄 を味わう事になったマイケルは、精神的にもまいってしまい、現在は療養中だとか。
「やっぱりゲイだから解雇された!」と噂する人もいますが、本当のところはどうなんでしょうね・・・。
マイケルに彼氏はいる!?
マイケルはゲイであり同性愛者です。
ですから恋人はもちろん男性です。
彼氏の名前は、
ヴィト・カミサーノ Vito Cammisano
さんといいます。
マイケル・サム選手と同じミズリー大学の出身です。
大学時代は水泳の選手でした。
ですから、2人ともスポーツマンということになります。
2人とも本当に素敵な笑顔です。
天国と地獄を味わい、つらいことが多かったマイケルの人生。
今後は彼氏と支え合って幸せな人生を歩んでもらいたいですね。